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国際テロ対策

国際テロ対策の推進 ~テロの未然防止に向けて~

 最近の国際テロ情勢は、イラク及びシリアで勢力を拡大していたイスラム過激派組織ISILが、米国を中心とする「対ISIL有志連合」による空爆等により、その支配地域の大部分を失う一方で、欧州を始めとする世界各国でのテロ事件の発生が後を絶ちません。
 ISILやAQ(アル・カーイダ)等のイスラム過激派組織は、インターネット等を活用して世界中にその過激思想を伝播させるとともに、「対ISIL有志連合」参加国等に対するテロの実行を呼び掛けており、こうした活動により、テロ組織と直接関わりのない個人が過激化する、いわゆるローンウルフ(一匹狼)型テロが引き起こされています。
 また、ISILが劣勢になったことにより、同組織に参加していた外国人戦闘員が自国に戻り又は第三国に渡航することで、テロの火種が拡散することも懸念されています。
 現在のところ、日本国内において、国際テロ事件の発生は認められていませんが、国外においては、平成27年1月及び2月のシリアにおける邦人殺害テロ事件、平成28年7月のバングラデシュにおける襲撃テロ事件等、邦人や我が国の権益がテロの標的となる事案が現実に発生しています。
 また、ISILは、オンライン機関誌「ダービク」において、我が国や邦人をテロの標的として繰り返し名指ししており、今後、国内においても、テロが発生する可能性は否定できません。

大規模イベントを狙ったテロ事件

 我が国において、2019年にはG20サミット、ラグビーワールドカップ、また、2020年には東京オリンピック・パラリンピック競技大会等の大規模な国際的イベントが開催されます。
 このうち、G20サミットでは、関連会合である保健大臣会合が岡山市で開催されることが決定しています。
 こうした国際スポーツ大会や国際会議等は、世界的に大きな注目を集めることから、テロの格好の攻撃対象となる可能性があります。
 実際、過去には、平成17年7月、英国・グレンイーグルズにおけるサミットの開催中にロンドン中心部で、地下鉄等に対する爆弾テロ事件が発生し、56人が死亡したほか、25年4月には、米国・ボストンにおいて開催されていたマラソン大会のゴール付近で、爆弾テロ事件が発生し、3人が死亡するなど、世界各国では、大規模イベントを狙ったテロ事件により、多数の死傷者が出ています。
      

国際テロ対策

水際対策

周囲を海に囲まれた我が国においてテロリスト等の入国を防ぐためには、国際海空港において、出入国審査、輸出入貨物の検査等の水際対策を的確に推進することが重要です。 
 県警察では、関係機関、関係団体と連携して各種対策を推進するとともに、具体的な事案を想定した合同テロ対策訓練を実施するなど、水際対策の強化を図っています。
テロ対策訓練

官民一体となったテロ対策の推進

県警察では、テロの未然防止のため、警察と民間事業者や地域住民等とが緊密に連携して行う官民一体のテロ対策を推進しています。
 まず、爆発物の原料となり得る化学物質については、薬局、ホームセンター等の店頭やインターネットで購入することができ、我が国においても、市販の化学物質から爆発物を製造する事案が発生しています。
 このため、警察では、平成21年11月、厚生労働省、農林水産省及び経済産業省に対し、化学物質11品目の適正な管理について、関係団体等に対する周知・指導を要請するとともに、爆発物の原料となり得る化学物質の販売事業者等に対して継続的に個別訪問を行い、販売時における本人確認の徹底、盗難防止等の保管管理の強化、不審情報の通報等を要請しています。
 こうした中、県警察では、平成28年4月28日、関係行政機関及び団体からなる「岡山県爆発物原料取扱事業者等連絡協議会」を設立し、爆発物テロの未然防止に係る取組を実施しています。
 このほか、学校、ホテル・旅館・民泊、インターネットカフェ、レンタカー事業者等との連携体制の構築を図り、テロ等違法行為の未然防止に努めています。
岡山県爆発物原料取扱事業者連絡協議会の様子

皆さんへのお願い

テロ等の未然防止には、警察の活動だけでなく、皆様方からの通報、協力が必要不可欠です。
 我が国で国際テロを発生させないため、警察の取組に対する皆様の御理解をいただき、テロに関連する情報提供等、皆様の御協力をお願いいたします。

 

  【問合せ先】

   岡山県警察本部 警備部外事課

   電話086-234-0110(岡山県警代表) 

(緊急を要する場合は、110番通報をお願いします!)